北九州市立本城霊園は、北九州市の八幡西区にある公営霊園です。
八幡西区は、北九州市にある7つの行政区の中でももっとも人口が多い区であり、北九州市の人口全体のうち約4分の1を占めると言われています。
高校や大学、短期大学といった高等教育以上の学校も多数点在しており、九州有数の「学生の町」としてもその名を馳せています。
若い力に溢れ、活気に満ちた地域であるとイメージしていただけると、分かりやすいかもしれませんね。
本城霊園は、八幡西区の北部に位置する「本城駅」から歩いて15分のところにあります(他の近隣駅からもバスで行くことができますので、詳細は北九州市役所もしくは八幡西区役所までお問い合わせください)。
にぎやかな中心部からは程よい距離が保たれていますから、平静な心でお墓参りができることでしょう。
ところで、この「本城霊園」という名は、平安時代末期~鎌倉時代初期にかけて活躍した武将・源範頼(みなもとののりより)がこの場所に本城城(ほんじょうのしろ)を建てたことに由来しています。
源範頼というと「誰だっけ?」と首を傾げてしまう方も「源頼朝の異母弟であり、源義経の異母兄である」と言われれば、思い出すことができるのではないでしょうか?元暦2年(西暦1185年)壇ノ浦の戦いを終えた後、源範頼は平家方の諸将を討つために下向し、この地に本陣を構えて滞在しました。
源範頼はその後鎌倉に帰還しましたが、頼朝より謀反の疑惑をかけられて伊豆へと流されてしまいます。
本城城は別名「蛭子谷城(えびすたにじょう)」とも呼ばれており、今は霊園の一部に小さな祠(ほこら)があるのみとなっています。
残念ながらお城の面影は見ることができないものの、大木が生い茂る豊かな自然のあちこちに曲輪(くるわ・城の周囲を土や石などで築き巡らしてある囲い)の跡を確認することができますので、当時の範頼の戦いや奮闘ぶりに思いを馳せながら歴史探検をしてみてはいかがでしょうか。
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